ウッドデッキ

目的に合わせてウッドデッキの種類を選ぼう

リビングの延長として、また庭つくりの延長としてウッドデッキが人気です。ウッドデッキとは、庭先に張り出して設置する木製のテラスです。用いられる素材としては、大きく分けて天然木と木粉に樹脂を混ぜた樹脂ウッドがあります。それぞれの木の特徴をご紹介しましょう。
ウッドデッキ施工 和歌山

ウリン(ビリアン)

別名アイアンウッド(鉄木)と呼ばれるほどもっとも強い木のひとつで、狂いや伸縮はほとんどなく、水に対する耐久性・相性は世界随一の木。まさに最強の木材といえます。水のかかる場所でも20〜50年持つといわれています。シロアリ・虫害にも強く、薬剤処理をする必要がありません。ウリンには、ブドウやワインなどで有名な”ポリフェノール” が含まれています。ポリフェノールには強い抗菌作用があり、腐れや害虫を防ぐ作用がありますが、雨によって溶け出しコンクリートや衣服に着色することがあります。その場合は中性洗剤で落としてください。年月がたつと落ち着いたグレーの色彩になります。

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ウエスタン・レッドシダー(米杉)

ヒノキ科に属し「ヒノチオール」が特有の芳香を放ち根強い人気のデッキ材です。カナダ西海岸・ブリテッシュコロンビア州を中心に生息するこの木は、耐久性が針葉樹の中で最も高く、天然の殺菌力、防虫力を持ち合わせており、太古よりトーテムポールやカヌーなどもウエスタンレッドシダーが用いられてきました。極めて収縮率が低く、反りや曲がり、割れなどが生じにくい木材です。デッキ材としては最も加工性の良い木材のひとつです。

施工例

イベ材

美しい木目が特徴で、割れやささくれも少なく、高耐久の高級木材です。昔から船の甲板などに用いられています。他の木材に比べ高価ですが、仕上がりの美しさから人気の木材です。一昔前はハードウッドといえば「イペ」というほど信頼性の高い木材でした。木材の安定性が高く評価されており、施工後安心できる素材です。

サイプレス

日本の桧に似ているサイプレスは世界一白ありに強い木であると言われています。化学薬品を使わずメンテナンスができるため安心です。アロマオイルにも使われるいい香りも特徴。ヒビ、割れが入りやすい木材ですが、それも経年変化として楽しむことができます。自然の好きなナチュラリストのご家庭におススメの木材です。

樹脂ウッドデッキ

木の粉に樹脂を混ぜることで耐久性を高めたものです。木粉50%以上のものを人工木材、それ以下の配合のものを木粉入り樹脂と呼んでいます。特徴としては「丈夫で傷が付きにくい」「水洗いだけで汚れが落ちる」「水分が染み込まないので腐食しない」「「変色しにくいので塗り替え必要がない」などがあげられます。

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